中学受験の理科について

中学受験理科の学習内容は非常に細かい内容(植物の種や花のつくり、メダカの飼い方、星座など)から、高度な内容(燃焼、力学、光合成量の計算など)まで多岐にわたります。

まず、植物の種や花のつくりは、覚える内容が多く、実際に観察する機会も少ないため、植物図鑑や参考書(特進クラスの理科、自由自在など)で確認しながら問題を解き、よく出る用語を覚えて下さい。塾からサブノートを頂いているなら、活用する事もお勧めします。星座などの暗記も同じ方法で良いでしょう。
一方、燃焼や力学などの計算問題は、塾によって解法が異なる場合もあるので、ここでは具体的には示しませんが、原理、法則をしっかり確認の上、算数と同様に板書ノートを参考にして、例題を解き直し、基本問題を丁寧に解いてみて下さい。難易度の高い問題では、つるかめ算、消去算など特殊算を用いる場合もあるので注意して下さい。

なお、実験観察に関する出題も多く、知識を暗記するだけでは解けない場合もあります。
問題文の意図を早く正確にする文章読解力、表のデータを解析して考察する力も身につけて下さい。

理科の天体分野は最重要単元の一つです。その天体分野で得点できるようにするためには、さまざまな要素がありますが、非常に重要なのが「方角の認識力」です。

特に「南を向いたときの左右方向の方角」「北を向いたときの左右の方角」をしっかりマスターしましょう。

東から西へ天体が動いて見える「日周運動・年周運動」もそれができれば理解しやすくなります。

また北極側から見たときに見せる天体の動きが、常に反時計回りであることも知っておく必要があります。自転や公転を扱う問題もそれで得点しやすくなります。

最後に地球の地軸が傾いていることによる昼夜の時間の長さや四季の変化も意識的に理解できるまで何度も教科書を読んだり、家庭教師や塾の先生、理科の得意な友人に聞くなど積極的に取り組んでください!