灘中学校対策
学校名(分類)
灘中学校(男子校)
所在地
所在地:神戸市東灘区魚崎北町8-5-1
電話:078-411-7234
交通:阪神本線魚崎駅下車、北へ徒歩10分・東海道本線住吉駅下車、東へ徒歩10分・阪急神戸線岡本駅下車、南西徒歩20分
校風
勉強は自分でするもの:灘中スピリットを代々の校長は話す。「自由でのびのびした校風で、もともとは旧制中学の晩から気質の学校です。規律や校則は最小限にとどめ、あとは生徒が自分で判断して行動する。これが開校以来の伝統です。」校是は、①「精力善用」と②「自他共栄」。①は自分の持てる力を最大限に利用するということであり、②は、互いに助け合い譲り合って一緒に幸せになろうという意味。「生徒と6年間じっくり付き合っていきますから、生徒一人一人を熟知して、きめ細かい指導ができます。高1・2年までは、あまり勉強の強制はしていません。本校独特の担任持ちあがり制度から学年ごとにある種の競争意識が生まれて、上の学年に負けないようにといった意識が良い方に作用して、パワーとなっているようです。」と関係者。家庭教師を利用している生徒は多く、中学受験勉強をしていた小学生からずっと同じ先生に習っている子も。「自分で解るところは前もって勉強し、まったくわからない問題や、自分が知らない解き方や考え方を獲得したいときに家庭教師の先生に頼りまくります。」
募集
180名
選抜方式
1日目:国語80点40分 算数100点60分 理科100点60分
2日目:国語120点70分 算数100点60分
面接:なし
主な大学合格実績
東大103(74)、京大35(25)、大阪大23(11)、早稲田37(3)、慶応46(8)
灘中学受験に適したプロ家庭教師
その他のプロ家庭教師一覧
灘中学に合格した先輩たちのエッセイより
■大きな3年間:
僕が受験を思い立ったのは小学4年生の2月ごろで、両親に「やってみたら?」と勧められたからです。そして志望校は6年生の7月頃に決めました。また、僕は将来、研究者や科学者、医者などになりたいな、と思っています。
僕が受験勉強をした際、役に立った参考書・問題集は、塾のテキスト、「応用自在」、「自由自在」などのシリーズ(全教科向け)、「理科便覧」、「理科のまとめ」、「公民資料」、「日本のすがた」等です。特に、国算でかなりハイレベルな問題をやりたいなら、「応用自在」シリーズの「最上級問題集」をやればいいでしょう。この本には1000問以上の難問がのっている上、そのそれぞれの問題がどこの中学校のものかも書いています。だから、自分の志望校の問題だけを徹底してやることもできます。
次に「応用自在」、「自由自在」は教科別になっていて、とても分厚く、その教科のことが隅から隅まで書かれています。さらに、例題、類題、練習、ホップ、ステップ、ジャンプととても細かく分けられていて、解説も分かりやすいです。そして、「理科便覧」、「公民資料」は、前ページカラーで写真もたくさん載っているうえに、細かいところや専門的な部分もたくさんあるので、中学に行っても重宝します。
最後に、「理科・社会のまとめ」は各教科の重要ポイントが100~200個クイズ形式でのっているので、入試前でも使えます。
次に僕は、塾を、入塾テストで決めたらいいと思います。入塾テストで、その塾が自分に合っているかどうかがわかるのです。その時の僕の決め方は、「目指している偏差値の10以内ぐらいが取れていれば合っている、それよりも下しかとれなかったり、それ以上が簡単に取れたら、あっていない。」とこういう風です。
次に、塾での模擬テストのことを書きます。僕ははっきりいって、模擬テストは苦手な方でした。何故なら僕の成績の波が大きかったからです。僕は順位では1500人中20から170番ぐらいで、偏差値ではなんと、70から55と、15も差があったのです。でも僕は、「まあいいや」と思っていました。でも個人面談で塾の先生に「灘に合格するにはせめて毎回50番以内に入っておかなきゃだめだ」と言われ、ようやく事の重大さを知り、必死で勉強したところ、何とか40番くらいに落ち着かせることができました。
友達はみんな、塾の退屈さを吹き飛ばしてくれ、悩み事があったらすぐに相談に乗ってくれるいい奴ばかりでした。でも、みんな自己中心的で(僕も含めて)、しょっちゅう喧嘩ばかりしていました。
僕の一日のプランはこうでした。
7時半:起きて学校に行く
15時:学校から帰ってくる
15時から15時15分:休憩
15時15分から16時25分:したく
16時25分:塾に行く
19時半:塾から帰ってくる
19時半から20時:夕食
20時から23時:家庭教師
23時:から23時半:風呂
23時45分:寝る
ノートの使い方は、算数→計算問題はページの左の1/4を計算欄にして使う。文章題は問題番号の下に解き方やヒントを書いて解く。国語→難しい記述問題の横にだけ、解き方のポイントを書き、それ以外は答えだけでいいでしょう。そして答え合わせの時、間違った漢字があれば、横に注意書きをすればいいと思います。そして理科は算数と、社会は国語と大体同じようにすればいいでしょう。
そして、次に入試前の夏休みと冬休みの効果的なプランを書きます。まず夏は6時から7時に起き、代替8から10時間勉強し、10時から11時ころ寝ます。これを夏休み中ずっと繰り返します。なぜこんなにハードなことをしなければいけないのか、疑問に思う人も多いでしょう。それはなぜかと言うと、夏休みは受験の天王山だからです。つまり、たくさん勉強できる唯一のチャンスだということです。「秋や冬にすればいいじゃないか」と思う人もいるかもしれません。でも、秋は行事学校から帰るのが遅くなるし、冬はあっという間に入試シーズンです。だから受験勉強を長時間やれる時期は夏休みぐらいしかないのです。次に冬は、夏休みと大体同じですが、入試に向けて体調を整えるために、寝る時刻を1時間ほど早めた方がいいと思います。
次に僕なりの記憶の工夫、理解の工夫を紹介します。まず、記憶は、声に出して覚え、ある程度時間が経ったら、覚えているかどうか確認します。次に理解は、問題番号の下に解き方のポイントを書くことと、パターン問題(解き方が同じような問題)を活用することです。
次は、僕が志望校の過去問を始めた時期と、効果を書きます。僕は過去問を家庭教師の先生に進められて10月頃からやり始めました。最初は難しくて手も足も出ませんでした。出も何度もやっているうちにだんだん慶応の傾向が分かってきて、入試当日には結構スラスラ解けました。だから、過去問はとても役に立ちます。是非やった方がいいと思います。ちなみに量は、5年から10年分ぐらいが適当だと思います。
次に、入試当日の注意点は、次の3つです。
①緊張しすぎず、リラックスしすぎない。
②ミスをしない。
③時間配分を考えて問題を解く。
ちなみに、僕は入試会場では不思議に全く緊張しなかったので正確に素早く答案を埋めることができました。そして、その結果、1回落ちはしたものの、繰り上げ合格になったのを知って、飛び上がって喜びました。さらに、友達もほとんど合格したのが分かると、喜びは倍になりました。
最後に、僕はこの経験を通して、心身ともにとても成長したと思います。その理由は、この経験によって、5つもの利益を与えられたからです。その5つとは、経験、友情、知識、自信、がまん強さです。小学校生活は多忙なものでしたが、僕はそれ以上の素晴らしい経験をしたと思いました。本当に受験をしてよかったです。