高輪中学校対策
学校名(分類)
高輪中学校(男子校)
所在地
所在地:東京都港区高輪2-1-32
電話:03-3441-7201
交通:都営浅草線・京浜急行線、泉岳寺駅・徒歩3分/メトロ南北線・都営三田線、白金高輪駅・徒歩5分
校風
「自主堅正」を校訓とし、自分の意思で判断し、責任ある行動のできる人間の育成に努めています。「高く・大きく・豊かに・深く」を学校生活のモットーとしています。校内に明るい雰囲気があり、先生と生徒の仲がよいようです。夏休みに、3年生・高1生を対象とした希望制のイギリス語学研修が実施されています。
募集
A70 B70 算数午後20 C30 帰国①②10
選抜方式
筆記ABC:国語・算数・社会・理科
国語・算数は各100点・各50分
社会・理科は各60点・各30分
算数100点・60分
帰国①英語100点・50分
帰国②国語・算数各100点・各50分
作文:帰国①のみ
面接:帰国①のみ、保護者同伴
主な大学合格実績
東大1 東京外語大1 横浜国立大3 千葉大4 など
高輪中学校受験に適したプロ家庭教師ページ
その他のプロ家庭教師一覧
プロ家庭教師の小エッセイより
■歴史を楽しむには:
最近私がプロ家庭教師先にお伺いしている高校1年生の男子生徒が、こんな事を話してくれました。社会が中学校のころから大嫌いだったこと、特に歴史の教科書を開くと頭が痛くなくほど拒絶反応を起こしていたこと。ではなぜそれほどまでに嫌いだったか考えると、西暦何年に誰が何をして、その当時の文化財や美術作品は何で、といったことを限られたページにぎっしり詰め込まれているのを、頭に入れないといけない義務感、テストでを受けるたびに感じる、暗記をさぼったために解答できない焦燥感・・・、そういった内容の話を、ある家庭教師の日に淡々と話してくれたのです。
しかしその表情には何となく笑みが浮かんでいるような気がしていぶかしく思っていたのですが、その続きにこんなことも話してくれたのです。「渡来人の謎」がわかってから歴史が好きになっているというのです。家庭教師で勉強を頑張った翌日、彼が住む地域の図書館でなんとはなしに手に取った大きく分厚い、歴史図鑑に、時間を忘れて読み入ってしまったというのです。奈良時代のことがかなり専門的で詳細な内容かつ豊富な資料で説明されており、その中の一部に、「大陸から多くの渡来人がやってきた背景」が詳しく載っていたらしいのです。随、唐といった巨大国家が朝鮮半島へ勢力を拡大するごとに、戦乱を逃れるために命がけで海を渡った人たちが、当時文化的に何十年、何百年も遅れていた日本の支配階層に手厚く迎え入れられ、同化していく道を選んでいった・・・。ギブアンドテイクです。
現代でもアフリカや、中東や東ヨーロッパで紛争が起こる度に周辺国へ避難民が大挙して押し寄せる様子をニュースで見たりしますが、それとは大きく様相が異なります。優れた技術や文化を日本に伝えることで、自分や一族の命を生かす道を開く異文化からやってきた集団だったのです。まるで壮大なドラマを鑑賞するがごとく、その分厚く重い本が教えてくれたそうです。それまでは、さらっと奈良時代多くの渡来人がやってきたのか、へえそうか、で終わっていたのが、大転換したそうです。社会は学校から与えられる資料だけではなく、図書館やインターネットで得た情報をなるべく詳細に読み込むことで「楽しめる」境地に達する事ができるようです。
今では、一見「受験に必要ない知識だ」と思えても、実際彼の脳内には奈良時代が生き生きとインプットされ、活躍した人物の名前や、年号などは何の苦労もなくいくらでも入ってくると言っています。